モニクル Advent Calendar 2023の14日目です。昨日はコーポレートブランディング担当・高村さんの「表記のルールを考える 〜オウンドメディア運営の現場から〜」でした。記事公開後に社内で「僕は表記揺れのチェックにReVIEW-Templateのprh-rulesみたいなのを技術同人誌を書くときに使っててー」みたいな話をしたら、テンションぶち上がってました。
さて、本題に入りましょう。1年半ほど前に、こんな記事を書きました。
筆者の入社前に分報文化が上手く定着せずに廃れていた times_
チャンネルでしたが、筆者が社内Twitterのような サボり場 雑談の場として利用したところ、コミュニケーションが活気づいた(ついでに命名規則を zp-
にした)というお話でした。
あれからエンジニアの人数も倍くらいになり、zpチャンネルの使われ方がどうなったかを振り返ってみようと思います。
投稿頻度に差はあるものの、独り言チャンネルとしては引き続きワークしている
筆者はXと同じかそれ以上くらいの頻度でzpに投稿していますが、そこまでではないにしても、みなさん自分のペースでzpチャンネルを活用するようになっています。
SWEのオンボーディングのワークフローにzpチャンネルの作成が組み込まれているのも大きいかもしれません。入社時のオンボーディング作業のために onboarding_(名前)
というチャンネルを立てているのですが、ひと通りのチュートリアルが終わって、初めてのPull Request出したり初めてのデプロイをしたあたりのタイミングで、 zp-(名前)
へとリネームする運用にしています*1。そのため、ここ1年半くらいで入社したSWEは必ずzpチャンネルを持ってるんですよね。
やはり入社したばかりだとパブリックなチャンネルに質問や意見を投げるのが怖いということもあると思うので、「自分がイニシアチブを持っているチャンネル」がひとつあるというのは、安心につながる部分もあるのではないでしょうか。しらんけど。
日報の投稿場所としてワークするケースが増えた
割と意外だったのは、日報をつける人が続々と現れたことです。
初めは、ある新しく入ったメンバーが、習慣として出退勤の報告や日報を書いてくれていただけでした。それ自体は「ちょっとお堅い使い方だけど、それもまたzpだよね」くらいで筆者も眺めていたのですが、それを見た別のメンバーが「あれ、日報を書いておくと、翌朝や週明けに作業を再開するのがスムーズだぞ?」というのに気がついて、真似し始めたんですね。
そこからは早くて、気がついたら開発チームの過半数くらいが日報を書くようになっていました。「上長に書かされる日報」というのは筆者も新卒の頃に経験があります*2し、まあまあ面倒なものでしたが、「自分のために書く日報」というのは、こんなに定着するものなんだなあと驚いたものでした。
周りのメンバーからしても、どんな作業を抱えていて、何に困っているのかを検知しやすいので、本来の分報チャンネル的なメリットが一周回って戻ってきた感じがとてもよいですね。
ちなみに、特に日報をつけなければいけない圧力はないので、入社をご検討いただいている方はご安心ください。あくまでも「日報でも書いておかないと明日の自分が今やってる作業を思い出せる自信がない」といったような各自の現実的な判断により、自発的に行われています。
個人への連絡先や1on1の起点としての利用
モニクルでは、情報のサイロ化を避ける目的で、DM(ダイレクトメッセージ)の利用が原則禁止*3になっています。
そのため、「1on1のリスケお願いします〜」とか「今度飲みに行く時のお店どうします?」のような、個人対個人の色合いが強い連絡があるときは、zpチャンネルをDMの代わりに使うことがあります。DMと同じように「それはもっと適切な業務チャンネルで話したほうがよさそう」という話題が現れることもなくはないですが、見かけ次第誘導したりしなかったりしています。まあ他に誰もいない場所で喋られるよりは、多少のスレ違いのほうが1万倍マシです。
まとめ
というわけで、zpチャンネルが色々な活用のシーンを見せ始めていて、やっぱり社内のコミュニケーションを活発にしていてよいというお話でした。