ナカザンドットネット

それって私の感想ですよね

タイムラインのお立ち台。

以前書いたエントリー、「Twitterを宴会場に例えてみる」(id:Nkzn:20090703:1246597839)から繋がりそうな話を見つけたので、ちょっと言及してみようかなと。

ついったーを巨大な酒場の喧噪に例えて、いくつかのグループが集まって喋ってたり一人で延々酒飲んでる人が居たり、各人が思い思いに…と表現してる人がいて合点がいったけど、今、その酒場に巨大なステージが設置されて、はいみんなお喋り止めてこっち注目ーという流れになっている感じがする。
http://twitter.com/kaji2/status/2886379577

このPostの元ネタが僕のエントリーなのか他にも同じこと考えた方がいらっしゃったのかは定かではありませんが、「巨大なステージ」という単語については思うところがあります。
恐らく、kaji2さんの発言に出てくるであろう「ステージの上にいる人」というのは津田大介さんであったり、広瀬香美さんだったりするのでしょう。
僕の観測範囲(following1006人のTLとふぁぼったー)での話なので、人によってステージ上に立っている人は違うのかも知れませんが……。

自分の席で飲み続ける自由

さてさて、ついったーのタイムラインには「流れ」や「流行り」といったものが歴然として存在します。
確かに、津田さんや広瀬さんがタイムラインの話題をかっさらっていく「人物」であるということには異論はありません。真実、彼らは酒場のステージ上に立って演説したり歌ったりしているのを彷彿とさせるだけの話題性をもった人物です。
ですが、実際の酒場のステージなどでバンドが演奏しているとき、バンドのメンバーは酒場にいる人々に「観客」であることを強要するでしょうか。


聴きたい人は観客として盛り上がれば良い。バンドなんてどうでもいい人はそのままテーブルで飲み続ければ良い。どうしても聴きたくない人は出て行けば良い。
TLについていきたい人は盛り上がれば良い。TLの流行りなんてどうでもいい人は好きな発言をすれば良い。TLの流行りなど見たくもない人は、片っ端から流行りに乗った人をリムーブすれば良い。


どこかしこで言われていることですが、「ついったーは何をしようと自由」なサービスです。
ご自分の、楽しい酒場での過ごし方を探してください。

蛇足。流行りは人間だけじゃない。

ていうかですね、「人物」が流行りの中心になっている事態しか見てないから巨大ステージだのなんだのという話になるんですよ。
まあ、酒場という仮想空間をついったーに与える以上、ステージという表現は素敵なんですけどね。
テレビ番組やラジオ放送、天候や地震などの「速報性の高い情報」は、すぐさま「タイムラインの流行り」になります。
流石に天候や地震の話をステージに絡めるつもりはありませんが*1、テレビやラジオはどうでしょう。


僕がいる酒場では、毎週日曜日の朝になると、侍戦隊シンケンジャー仮面ライダーディケイドフレッシュプリキュアドラゴンボール改など、様々な演目が催されて、どこのテーブルもその話題で持ちきりになります。
昨年末の大晦日もすごかったですね。十数時間、アニソンが流れっぱなしで、みんなで浮かれて歌っていました。


流行りなんて、いつでも生まれます。
流行りなんて、いつでも廃れます。
今、ステージに立っている人は、今、たまたま注目されているだけです。そして、彼らは私たちに「自分を見ろ」とは言っていません。
それならば、流行りという名前の「今」を楽しむのもアリじゃないかなー。と思ったりするのです。


「今」という時を重ねて流れるタイムライン。
ゆるーく流していきましょうや。

*1:酒場自体が地震や風雨に見舞われることはあるかもね