ナカザンドットネット

それって私の感想ですよね

MacBookにEclipse3.5 Galileoを入れて日本語化してみたまとめ

せっかくまくぶくを開発用PCとして購入したので、卒論のAndroid開発もこっちでやってしまおう、という発想。
実はわたくし、Eclipseには苦手意識がありまして、3年ほど前から何回か導入&日本語化に失敗しております。
しかしながら今回、まくぶく&卒論という多大なモチベーションがありましたので、再度チャレンジしてみました。
色々とググったりしてみたんですけどね。やっぱり難しかった(汗
自棄になって最後に適当にやってみた方法でどんぴしゃだったので、こんな記事を書いています。
ガリレオの日本語化チュートリアル、しかもMacって、ググってもあまり見かけなかったので、もしかしたら需要あるかと思います。
※なお、このあとAndroid SDK導入に繋げるので、Eclipse IDE for Java Developersを基にして説明させていただきます。(2010/4/17: 結局繋げませんでした)
Mac買って1日目なので、ところどころ怪しい説明が入ってますが、大筋はこんな感じだと思うので着いてきてくださいまし。

準備 - ダウンロード

まずは、以下の2つをダウンロードします。

1. Eclipse IDE for Java Developers

http://www.eclipse.org/downloads/

f:id:Nkzn:20090726231711p:image

様々なバージョンがありますが、「Eclipse IDE for Java Developers」の「Mac Cocoa 32bit」をダウンロードしてください。*1
※2010/4/17現在、Cocoa 64bit版が出ています。たぶんそっちでもOK。

2. Eclipse 日本語化言語パック (サードパーティ版)

http://sourceforge.jp/projects/blancofw/wiki/nlpack.eclipse

f:id:Nkzn:20090726232115p:image

今回はEclipse 3.5 Galileoの日本語化を行うので、「3.5.0 Stream Builds」をクリック。*2

f:id:Nkzn:20090726233318p:image

で、本家でのバージョン別にファイルが並んでいるので、先ほど落としたものと同じ「Eclipse IDE for Java Developers」版の言語パックをダウンロードします。右のログファイルは無視して構いません。
※2010/4/17現在、「3.5.1 Stream Builds」が出ています。こっちのほうがいいのかも。

ファイル配置

さて、2つのファイルを落としたら、あるべき場所へと収めましょう。
現在、ダウンロードフォルダはこうなっているはずです。
f:id:Nkzn:20090727000755p:image
Eclipse」フォルダは言語パックの中身です。Macはzipファイルを解凍した状態で落としてきてくれるんですねー。
でもちょっとこのフォルダ名だと次のセクションで都合が悪いので、「LangPack」か何かにリネームしておきましょう。

Eclipse本体

というわけで、さっき落としてきた「eclipse-java-galileo-macosx-cocoa.tar(.gz)」をダブルクリックで解凍します。*3
するとご覧の通り、「eclipse」というフォルダが出来上がります。
f:id:Nkzn:20090727001051p:image
今度の「eclipse」の中身は、Eclipse本体です。
このまま./eclipse/eclipse.appを起動すれば、英語版のEclipseが普通に起動されるはずです。
このEclipseというアプリケーションは、ホームディレクトリに対してどこのフォルダからでも起動できるという特性を持っています。が、Macにはアプリケーションが収まるべきフォルダがありますね。
f:id:Nkzn:20090727001239p:image
そう、「アプリケーション」フォルダです。
ここに「eclipse」フォルダをそのまま放り込んでしまいましょう。
f:id:Nkzn:20090727001535p:image
これで中身のeclipse.appをDockに放り込めば、英語版のEclipseとしては環境構築終了です。

日本語化言語パック

ここからがこのエントリの本題です(遅
先ほどリネームした「LangPack」フォルダを開いてみてください。
f:id:Nkzn:20090727001955p:image
「features」「plugins」の2つのフォルダが入っているかと思います。
実は、同名のフォルダが先ほど「アプリケーション」に放り込んだ「eclipse」フォルダの中に入っています。


ちょっと待った!


早合点してフォルダごと上書きしようとしてる貴方! お前は俺か。
違うんです。上書きじゃないんです。中身を追加するんです。
つまり、

  • 「/ダウンロード/LangPack/features/」の中身を、「/アプリケーション/eclipse/features/」の中へ*4
  • 「/ダウンロード/LangPack/plugins/」の中身を、「/アプリケーション/eclipse/plugins/」の中へ*5

という風に移動させてください。
「/アプリケーション/eclipse/」内の「features」「plugins」フォルダの中には、「元来のファイルと言語パックのファイル」が同居する形になります。


//1,2年前の日本語化チュートリアル系記事を探すと、この後に「eclipse.iniに1〜数行書き加える」という作業があったんですが、それは今回の方法では必要ないようです。これのせいで悩まされたんだよなあ。

出来上がり!

これで日本語化は完了です。
/アプリケーション/eclipse/eclipse.appを起動してみてください。日本語化されているはずです。
あとはDockに登録するなりなんなりご自由にどうぞ。J2SEのプログラムであれば、今回の設定だけで開発できるはずです。


次回のエントリでAndroid SDKを設定する予定です。

*1:現在のMacの開発環境はCocoaなので、Carbonは違う……って解釈でいいんですよね?

*2:ところでStream Buildsって、開発版って意味でいいのん? Stream Stable Buildsが安定版?

*3:何度かやっていたら、ダウンロード物が.tarのときと.tar.gzのときがありました。まあどっちでもやることは一緒です。

*4:蛇足でコマンドライン的に言うと、$-> cp /Download/LangPack/features/* /Application/eclipse/features/.

*5:蛇足でコマンドライン的に言うと、$-> cp /Download/LangPack/plugins/* /Application/eclipse/plugins/.