ナカザンドットネット

それって私の感想ですよね

ETC車載器の選び方

なんかETCブームなので、私見をば少し。

1.購入のタイミング

助成金目当てでETC導入を待っている方が大勢いらっしゃるようです。
私自身、助成金の補助付きで、車載器を無料で手に入れたクチなので、それ自体をとやかく言うつもりはありません。
先日の記事id:Nkzn:20090316で紹介したようなキャンペーンで無料・安価で車載器を手に入れるのもアリでしょうし、助成金を出している本家(http://www1.go-etc.jp/jyosei/jyosei.html)に直接手続きして、助成金を手に入れるのもアリでしょう。


ここで一番もったいないのは高速道路を頻繁に利用する人が無料ETC車載器のキャンペーンが見つかるまで待っていることです。
ETC利用者と現金利用者のお金のかかりかたは、実はかなり違っています。
休日1000円制度が開始された今、その格差は更に広がっていると言えましょう。
平日も、上手く使えば通勤時間帯の50%引きや夜間30%引き、深夜40%引きなどがあり、ETCを利用した方が安いのは間違いありません。
ぶっちゃけ、車載器を原価で買っても、数百kmの利用で取り返せます。


のんびり待つのも良いですが、待ってる間に高速を使う用事がある方は、「今」が一番お得になる可能性をご一考下さい。

2.種類選び

大まかに分けて、車載器には2種類の形があるようです。

  • 分離型
    • 「本体・カード読み取り機」と「アンテナ」に分かれているタイプ。フロントガラスの上の方とかにアンテナが付いているのはコレ。
    • 取り付けが面倒くさい
  • 一体型
    • 本体にアンテナが内蔵されている。ダッシュボードなどに設置するのが一般的。
    • ちょっと高価

こんなとこでしょーか。
ぶっちゃけどっちでもいいと思います。
私がレンタカーやら自車やらでいくつかの車載器を見てきましたが、大事なのは以下の2点だと思います。

  • 取り付け位置
  • カードのホールド性

どういうことなのかと申しますと、



取り付け位置

一体型、分離型問わず、ETC車載器は様々な場所に取り付けられます。
ダッシュボード上だったり、運転席ドアの内側だったり、運転手のヒザ上だったり、グローブボックス内だったり、運転手左足の足下にあったりもしますね。
ICでETCゲートの電波が届く分には、どこに設置しても問題ありません。機能的には。
でも実際問題、ICに近づいてからETCカードの挿入を忘れたことに気付いた人には、死活問題です。


ETCカードはサンバイザーにでも挿してあるかも知れませんが、車載器がグローブボックスの中にあったら、どうやっても届きませんね。
それならまだ、諦めてその辺のコンビニを探す手もあるでしょう。
ある意味で、一番危険なのはギリギリで手が届いてしまう場所。足下とかダッシュボード上ですね。
赤信号や、最悪の場合走行中に、無理な体勢でカードを挿そうとすると、かなり危険です。
家を出るときに必ずカードを挿すことが出来る方は別に構いませんが、うっかりしそうな方は運転席から余裕で手が届く範囲に車載器を設置することをオススメします。
ちなみに僕の車の場合はこんな感じ。

f:id:Nkzn:20090411192923j:image:w240


ハンドルの隙間からちょっと手を入れてカードを取り出し、そのまま車載器に滑り込ませればOKです。


ホールド性

これは、とあるレンタカーのETC車載器(一体型)を利用した際の実話ですが……

会津から仙台に向かう道中のこと。
仙台宮城ICでETCゲートを通ろうとしたんですが


ゲートが開かねえ!


くそっ、どういうことだ! カードはちゃんと挿しっぱなしに……ぬ、抜けてるー!!?


係員の方が来て、カードを渡したら問題なく支払いさせてくれました。

ということがありました。
確かに、当時は岩手・宮城内陸地震の直後で多少は道路もガタガタしてました。
でも、そんなに大した衝撃がかかったことはなかったと記憶しています。
なのに、カードが知らないうちに抜けていた。
あのとき載っていた機器は「一度深く押し込んでカチッとはまる」タイプのものでしたが、あれ以来かなりの疑念を持って使うようになりました。


私が現在使っている機器は「無理矢理押し込んでホールド」するタイプで、1年間で20往復に及ぶ仙台・新潟への道中に、一度もカードが外れることはありませんでした。


ゲートをくぐる前にカードが挿入されているか確認する習慣があればどちらでも構わないのかも知れませんが、やはり道路走行程度の衝撃であれば、刺さったままであってほしいものです。


3.総括

さて、色々と申し上げて参りましたが、みなさまが直感を持って「これだ!」と思えたなら、別にどれを使ったって良いと思います。
それよりも大事なことは、ETC車載器購入したあとの使い方。
NEXCO各社がそれぞれのウェブサイトで割り引き実験の時間帯などを公開していますので、是非ともそちらをよくご覧下さい。
意外と身近な道路がお安くなっているかも知れませんよ。
特に近隣地域の100km以内のICを把握することはとても重要です。平日の朝夕に行われている通勤割引の恩恵に与るための必須条件だからです。50%引きですよ、50%。
能動的に使うことで、さらにお得になるETC。
さて皆様、今後とも、素晴らしい高速道路ライフを。

4.参考リンク